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くまのさん (9bw1q46b)2024/11/9 22:44 (No.122419)削除
「 いつか全てを忘れてしまう前に。 」

   「 全てが変わってしまう前に。 」


        ─ 🌙 ─


【 名前 】

 月読尊 ─ つくよみのみこと ─


【 性別 】

 男神


【 身長 】

 百八十五


【 所属 】

 月読


【 役職 】 

 頭領 「 ツクヨミ 」


【 容姿 】


 あれは人が希うような奇麗なものじゃない。

 況してや理解の及ぶものでもない。

 何遍も何遍も過ちを繰り返させる、

 恐れを抱く程に美しい、穢された存在。 
                     ”

✚ 頭部 ✚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
“ 
 天に御座すみはしらの、

 黒く穢れたうずのみこ。 

 月の名を欲しいままに、

 唯、明媚に。      
            ”
 彼を一目見て先ず視線を惹かれるのは、月夜に煌めくその髪であるはずだ。
 清らかではあるが純白とは言い難い、僅かに青や水色の風味を帯びた白銀の、言葉にするなら白銅色。
 まるで、気高き品格を体現するかのように、床につくまで伸ばされた長い髪は光を一身に集める色艶と、弛むほど柔らかな質感を以てして世に現れる。
 後ろ髪を掬い上げ、一つ結びを作ってから、くるりと回してお団子に。
 そうしている為か本来の長さよりも平時は比較的、長さが控えめであるように思える。
 挿した金の鳴り合う月の簪は、彼が彼として生きていることへの、唯一の証明であると言えるだろう。
 左右の横髪は差程長くない……とは言っても彼の中ではという話で、胸元を僅かに超える長さに揃えられ、奉書紙の髪飾りが揺れる横髪は一般的には十分過ぎるほどに長いと言えるやもしれない。
 頭上斜め後ろに輝く満月を模した金色の円形は、違法の聖人画に時偶現れる空想上の生物、所謂「天使の光輪」に見紛うほどよく似ている。

✚ 容貌 ✚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
“ 
 人の語句で紡ぐことすら

 烏滸がましい。
 
 美だ。 

 身の毛がよだつ程の、圧倒的、美。
                 ”
 人間は彼のことをよく、『綺麗だ』と云う。
 月下美人のよく似合う秀麗な顔立ちと、無駄という無駄を削ぎ落としたかのように引き締まった、言葉通りの肉体美。
 夜空で麗らかに輝く繊月の如き美しさと気高さを纏った彼をより一層美しいものへと昇華させているのは、夜を統べ、夜に生きる月の化身として生を受けた身としては、えらく健康的で若々しく瑞々しい肌の色に違いないだろう。
 すらりと長く筋張った指先と縦に長く整えられた欠けも筋もない爪。
 そこから薄々と察せられるように、到底、肉弾戦に滅法強いだとか、一人で百万馬力だとかそんな馬鹿げたことも無く、彼が彼として暮らす中で鍛え上げられたものに過ぎない。
 その筋肉は実用的ではなく観賞用じみたものが感じられるものの、戦闘面で機能するかと言われれば……どちらかと言えば、否に当たるのだろう。
 然しそれらの美辞麗句の言葉全てに、『右目を覆い隠す醜い傷がなければもっと』という枕詞が付き物にはなってしまうが。
 双眸に嵌る眼球は、どちらも夜空のように深い色味を帯びた、金青色の瞳。
 青白く輝く不可思議な虹彩を持ち、その瞳に生気はあれど光は宿っていない。
 前髪で隠された右の瞳は、目立つ縦四本の裂傷に寄って固く閉ざされており、二度と光を映さないことに加え、眼窩に眼球自体が存在していないが故に右側では僅かな陰影すらも感じ取れない。
 しかし隻眼である不自由を感じさせないくらい、彼の一挙一動は確りとしたものだ。

✚ 衣裳 ✚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 月には決して似合わない。

 輝く満月が纏う暗闇よりも尚、

 暗く沈むような。
               ”
 古風と云うには煌びやかで、現代的と言うには些か機能性と纏まりに欠いた、書物で散見される準礼装にも、戦着のようにもとれる、摩訶不思議な和装に身を包んでいる。
 一見するなら傾奇者か。正しき着方など知りもしないというように、否気にもせぬと言った面持ちで羽織の掛け衿すらも拡げたままで、腕へと引っ掛けるようにして身につけている。
 整えられた袴には真っ赤に染ったしめ縄と、それに準じる形で帯が吊るされていて、何やら呪いの品であるらしく裏側には禍々しさを放つ黒髪が丁寧にも和紙に包まれた状態で縫い付けられており、髪色からも察せられるに彼のものでは無いことは一目瞭然だ。
 普通ならばそこにあるはずの紙垂はもはや原型を留めておらず、とうの昔に崩れ落ちて跡形もない。
 足元は黒大艶の千両下駄で、足首には注連縄に結ばれる形で小さな鈴が二つ、両足に揺れている。
 彼が身動きをする度に、からんからん、ちりんちりんと子気味良い音色を奏でるのだ。


【 性格 】

『 
  皆が皆、申し合わせたように、

  飽きもせずに変わってしまっただと。
                    』
『 
  不思議なことを云うものだ、本当。
                   』

  何も変われちゃいないのに。
                』

✚ 夜渡る月の 隠らく惜しも ✚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 月読尊の本質は、良くも悪くも「一律平等」。
 司る月を名乗るに誰よりも相応しい、世界を優しく包み込む月明かりの如く、冷たいながらも凛とした一柱の神である。
 すべての生物にしあわせを。生きとし生けるものに安らぎを。
 これは月読尊が月読尊としての道を刻み始めた当初からなる理念で、少し極端なことに、この世界のどんな存在にも分け隔てなく、平等に、一方的に「捻れた愛」を注いでいる。
 「平等」を好む一方で、月読尊は「特別」を嫌っている。
 誰かに「特別」に思われることも、他の何かを「特別」に思うことも、見知らぬ誰かの「特別」になることすらも。
 どこか冷たく、平坦で、何も知らぬ人間にとっては取り付く島もない神だと感じられる面が多々ある。
 月読尊の嫌う「特別」が、月読尊の中に本当に存在しないのか。
 本当に掲げた「平等」そのままにしあわせを振り撒くつもりなのか。
 それは月読尊しか理解し得ないことで、きっと未来永劫誰もそこに触れることは出来ないのだろう。
 彼が人間や動物、神に死を与えることは巡り巡って「至上の救済」を施しているに同義であること。
 そしてそれが如何に名状しがたい結果に収まるものだとしても、歪曲した愛の末に創り出された彼の意思であることは、
 決して変わることの無い、残酷な真実なのだ。

✚ 天の原 振り放け見れば 白真弓 ✚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 大の神様嫌い。大の人間嫌い。
 そんな珍妙な神様として有名な月読尊であるが、正確に言うと、その情報は誤りだ。
 そも、その噂は月読尊が夜もすがら「神殺し」と「同族殺し」に手を染めた彼の日から始まり、関わり深い筈の唯一神に逆らってもなお、人間を見境なく呪い殺して回るというどこぞの祟り神もかくや、といった行動から当然の如く降って湧いたもので、月読尊が嫌悪感や憎悪などの感情を公にしたことは ──天照大御神に対しての態度を除くとするならば── 一度たりともない。
 もし人間、神、妖怪。そのうちのどれが一番好きかと聞かれれば、返答に困る様子を見せるだろう。
 噂の真偽を垣間見ようと好き嫌いを問うならば、みな一様に「好き」だと返すことだろう。
 月読尊は、本来、静かに世を見守っているべき存在である。
 過去のどこかで巻き戻せないほどねじ曲がって、『静寂なる死こそ全てに分け隔てなく与えられる、唯一の救いである』と誤認し、それを信念として固く刻んだ。
 一種の、一視同仁からは外れていない道だとは言える。
 しかしあくまでも外れていない、それだけなのだ。
 
✚ 星離れゆき 月を離れて ✚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 妖怪を引き連れ一揆を目論む『月読尊』ははるか昔天照大御神のお膝元で『須佐之男命』として神格を騙っていた事実を知る者は、さほど多くないだろう。
 近年新たに生まれ落ちた神達は、それこそ存在程度は小耳に挟んだことこそあれど、『月読尊』も『須佐之男命』も、どんな神でどんな為人だったのかを知る由もない。
 真実をいうなら、凡そ基礎となる大部分が乖離している。
 『月読尊』は物事を俯瞰し眺め、判断を下せる人だ。
 しかしよく知る誰か曰く、『須佐之男命』はそのように深く考えること無く、落ち着きなくも問題に頭を突っ込んでゆくようなひとだった。
 『月読尊』は優しく静かに微笑んでいる姿が似合うひとだ。
 けれどよく知る誰か曰く、『須佐之男命』は快活に大口を開けてよく笑うようなひとだった。
 『月読尊』は神や人間を見捨て、『救済』と称してその命を奪うことになんの躊躇もしない、残酷で不自然に割り切ったひとだ。
 けれどよく知る誰か曰く、『須佐之男命』はそんな残酷性どころか思想など毛ほども持ち合わせていなかった。
 叩けば相違点など埃のように出てくるが、これらの違いは何も、地に降りた月読尊が妖怪の穢れに晒された故の変化……という訳では無い。
 月読尊は離反するまでの数百、数千年にわたる長い年月の間、誰にも悟られることなくその自我と業を隠し、人が語る通りの『須佐之男命』という偽りを演じ続けた。
 個を完全に殺せるほどの、天才。演技派。そう言うに相応しいだろう。
 
✚ 世の中は 空しきものと あらむとぞ ✚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 過去がどうあれ、嘘がどうあれ、今の彼はただひたすらに平等に焦がれ、平等に狂った神様『擬き』に過ぎない。
 かつて悪と位置付けられた妖怪が、永らく迫害の限りを尽くされてきたのなら、その代償を払うのは正義とうたう神と人間に違いないのだと、なんの疑いもなく、そう考えている。
 天照大御神の元に居た頃から積もり続けた不信感が芽を出し、いずれ大樹となったこの恨みは、彼が妖怪の下克上を焚き付けてまで肩を持つ理由に違いない。
 しかし、月読尊としての形を保つ靈が、彼が愛を失うことを許しはしない。
 愛しているから救うために殺す、愛しているから表裏一体の存在を庇護する。
 愛しているから。1から100まで、全てが愛ゆえ。
 彼の掲げる平等と愛は、あってはならないくらい歪んでいるが、それが彼の生粋の性格であり本質。
 偽りない彼と言って憚ることの無い唯一なのだ。


【 備考 】

『 
  何も知らなくていいんだ。

  何も知ろうとしなくていい。

  知ったとて何にもならない。
                』

 一人称¦俺
 二人称¦君、お前

❖ 神格 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 天照大御神の元にいた頃、彼は『月読尊』ではなく『須佐之男命』として親しき者と関わり、月の化身としての役割は殆ど放棄していたに等しい。
 しかしなまじ貴き神格を持つ一柱の神が何の代償なく居られるはずもなく、彼がいくら『須佐之男命』として正しい行動をしようとしても、彼がどう『須佐之男命』として在ろうとしても、人々の信仰は全てその姿を隠した『素戔嗚尊』へと向かってゆく。
 故に、過去の『月読尊』、もとい『須佐之男命』は信仰をほとんど持たず、人々にも知られない張子と言うに等しい。
 それでも幹部の中では比較的武闘派に属する……否、是が非でも属していなければならない立ち位置として、幾度となく人知れず消滅しかけながらも言葉通り命を削っていた。
 だからだろうか、今の『月読尊』としての御霊は僅かに不安定だ。

❖ 成り代わり ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 『月読尊』が『須佐之男命』を名乗るにあたって、意外にも『素戔嗚尊』の了承は得ている。
 何千年も昔の話、月の化身として夜を任されるようになったその日から、月読尊は夜を封じ込めることを決断した。
 唯一神として天照大御神が輝くのなら、その半分も支配してしまう夜は今は必要ないと。
 放棄するのではなく封じ込めを目的とした、一世一代、前代未聞の欺罔。
 もちろんその為には月読尊本体の存在を限りなく希薄に、限りなく無かったことにする他なく、その成り代わり先として白羽の矢が立ったのが、当時の素戔嗚尊。
 案外快諾だった、とのちに月読尊は語っている。

❖ 行方 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 当然の事ながら高天原には居ないが、だからといって人の世で暮らしているのかと言えばそういう訳でもない。
 他の神よりも人間に近く、しかし人間では届かないくらい限りなく遠い場所。
 月読尊が御座すのは、天体の月だ。
 とある小高い丘にある、石を幾つか積み上げただけの簡素な社を依代として、月に一度「新月」の日にのみ人間界へと、妖怪たちの元へと降りてくる。
 その時に何をするのか、何を話すのかは月読尊にしか分からないことだが、少なくとも常日頃会えるわけじゃない妖怪たちに、せめてものお節介をと働くことは想像に難しくないだろう。

❖ 生命活動 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 知る人ぞ知る、生命活動の最底辺を走り抜けているのが月読尊という神だ。
 元々食事も睡眠も、瞬きすらも必要ないように生み出された、言葉通り月の神という偶像を具現化しただけの存在であり、それは今も根本的には変わることのない利点であり欠陥。
 空に浮かぶ月が食事をすることもなければ人間のように眠ることも無く、ましてや人間に何かを語りかけてくるわけが無い。
 差し出されたものは口にしないし、気を抜いたら夜明けの時刻まで空を眺め続けている事だって稀じゃないし、四六時中三日三晩起き続けることだって造作もないこと。
 『須佐之男命』として生きてきた中で、数名の親しい同胞によって培われた僅かな食事を消化する機能とうたた寝のような寝入りは、『月読尊』として成った今でも健在ではあるものの、その頻度と質は確実に地に落ちていると言っていいだろう。
 月読尊にとって、生命維持に必要な物事の殆どが娯楽に過ぎず、無くても生きられると判断した要素は無意識下で切り捨てる癖がある。

❖ 平等 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 前述の通り、月読尊が掲げる愛と平等は決して相容れないもののようでその実、歪んではいるものの一貫性は保たれている。
 平等とはひとつの道を選ぶことが出来ていない宙ぶらりんな状態を指すとも取れるが、月読尊の中では明確な線引きが存在しているようで、どれだけ打とうがそれが揺らぐことは無い。
 例えば、誰かを見殺しにして他の誰かを助けることが出来る、なんて在り来りな選択を迫られたとして、月読尊はどちらを選ぶでなく『どちらも殺す』という選択を選ぶだろう。
 それは片方が気心知れた仲であり、片方が大して存じない他人だったとしてもその決断は揺らぐことなく、月読尊は一貫して、片方にしか与えられない何ぞやかを許容しない。
 どちらかしか生き残れないのならばどちらも殺してしまうしかなく、どちらかが死んでしまうのならば残るひと握りも殺してしまうしかない。
 情の為に唯一を選び愛してはならず、独りよがりなのだから人から愛を与えられることに期待をしてはならず、選ぶことに逃げてはいけない。
 これらは月読尊が己に課した最後の、そして最大の枷である。

❖ 戦闘 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 端的に言ってしまえば、月読尊は武闘派では無いし、戦闘にも差程向いている質ではない。
 どちらかと言えば、戦略指揮を握るような立ち回りが向いているが、後方支援が天職かと聞かれれば、そこまで穏便な質でもない。
 強いて選ぶのならば徒手空拳や組み技などの武器を使わず、尚且つ接敵が容易な肉弾戦を得意とするが、その戦い方は一つの武道に沿ったものではてんでなく、武士道なんてものは月読尊の中に存在しない。
 拳も、そこら辺に落ちている石も、時には瓦礫を投げることだって厭わないし、使えるものは全て使う。
 言葉よりも手よりも先ず足から出る足癖の悪さを持ち、如何にして楽に、姑息に立ち回るかに重点を置いた、まるで無法地帯を体現しているかのよう。
 月読尊とて元からそんなずる賢く立ち回るつもりも無かったのだが、元来の頭の回転の速さと、『須佐之男命』として過ごしてきた無視できない年数が未だ抜けきれていない、ということなのだろう。
 月読尊としての戦い方を挙げるならば一つ、「発勁」と呼ばれる氣を練って発する異邦の武術に精通しているが、脚技で戦った方が早いと自他ともに認めるほど脚力がある。
 岩をも砕く……とは流石に言えないが、大岩に罅ぐらいならば入れることが出来るかもしれない。

❖ 酒 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 体質面、そして精神面を重視して言うと、全くもって酒に強い神ではない。
 御神酒や供え物の影響か酒に強いイメージがある神の中では珍しく、それはもうずば抜けて酒に弱い。
 どれだけ水で薄めても、どれだけ度数の弱い酒を渡しても月読尊が最後まで素面のままでいられることはまず無い。
 しかし困ったことに、酒好き具合では他の神に肩を並べている。
 酒に弱いだけならまだ良かったのだが酒癖の悪さも著しく最悪なもので、唐突に寝落ちたり相手を問わず絡み酒をしに行くことから始まり、収まりのいいところに収めたり収まったり、最終的には執拗いくらいに口付けをせがんだりと頭痛の種となる要素が耐えない。
 唯一救われる点は、どれだけ控えても泥酔してしまうから、後日の記憶に一切合切残らず、言ってしまえば後腐れなく終われることだけだろう。

❖ 穢れ ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 月読尊の精神、そして神格そのものは穢れによって度重なり冒され、その色を黒く澱んだものにしてしまっている。
 その影響は大きく月読尊はその身を穢れに蝕まれ続ける激痛を味わいながら、いつ訪れるかも分からない崩壊の時を出来るだけ先延ばしにし、掲げた平等という念願を果たすために、「心の臓」を喰らい続けている。
 それによって穢れが増幅することも厭わずに、ただ泥臭く目の前のことしか見ずに、ただ『念願』を果たす日だけを心待ちにして。
 一度目は、神という存在に疑念を抱いた時。
 美しい泉に泥水が一滴落とされた。
 二度目は、或る妖怪を粛清から逃した時。
 清らかな器に罅が入った。
 三度目は、自らの存在に疑問が芽生えた時。
 紙に墨汁が溢れ黒く染った。
 四度目は、或る妖怪の██となった時。
 ███は知っている。もうそれが戻ることは無いと。

❖ 偏食 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 月読尊は大層な、恐らく神様史上類を見ない程の偏食家だ。
 心臓を食らっておいて今更言うのもおかしな話ではあるが、『須佐之男命』時代からまともな食事を食事として認識していない。
 もっぱら好むのは白湯と味の薄い粥や豆腐。
 かと思えば山盛りで零れるほどに香辛料を振りかけ、味が分からない程に辛味で上書きしたものであれば興味を示したり、砂糖の塊かと思うくらい甘ったるいものを好んだり。
 しかし普段人間が、もとい神が宴などで口にするような宴会料理は、無理矢理食べさせるでもしないと一切口にしようとしない。
 その偏食具合を加速させているのが、食事というものが彼にとって格段必要なものでもない、という点だ。
 必要でないから食べないのか、食べないから必要ないように変わったのか、鶏が先か卵が先かという話になってくる。

❖ 瞳 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 月読尊の右の眼窩には瞳は存在していないが、何も元々なかった訳では無い。
 月読尊にとってこの欠損は同胞に対する唯一の罪滅ぼしであり、袂を分かつ手切れのようなものでもあり、またそれ相応の覚悟の表れでもある。
 天照大御神のお膝元から離反する際に対峙した或る男神とのやり取りの中で、「そこまで望むのなら」と眼球すらいとも容易く抉り取り、投げ渡して見せた。
 その時に今までの立場と縁と柵と、『須佐之男命』としての己の存在を棄てた心算である。
 今現在、月読尊は己の瞳の行方も、男神がその遺物をどう処理したのかすらも知らない。
 知らないのだが曲がりなりにも神体の一部だからか、壊されたわけでも燃やされたわけでも無いことは理解しているようで、時折何処へやったのかと思いに耽けることすらある。
 凡そ、まともな扱いはされていないのだろう、とは彼の予想だ。
 痛覚すらもう通っていないのだから、どんな扱いをされているかなど知る由もない。
 その気になれば、やろうと思えば位置を探ったり、失ったはずの視界を通じて伺い見る事だって出来るのだが、それをしてしまうには未だ興味というものが些か足りていない様子。

❖ 加護 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 『月読尊』に加護はない。
 しかし『須佐之男命』であった頃はどうだったかというと、これもまた正規通り加護を受けられては居なかったのではないかというのが『素戔嗚尊』と、二柱の入れ替わりの真実は知らない迄も協力者という位置付けの、いや気付いた時にはもう無関係と言い張るには遅かった『天目一箇神』が長年語る事実である。
 『素戔嗚尊』曰く、『月読尊』は『須佐之男命』として確かにその右目を対価として天照大御神に捧げてはいたものの、加護自体が『須佐之男命』ではなく『素戔嗚尊』に発現していたというのだ。

❖ 天照大御神 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 『月読尊』は、自らの兄御前である『天照大御神』に尋常ならざる憧憬と、捻くれに捻くれた妬心にも変わるような愛情と、全てを包み隠す憎悪を抱いている。
 「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉があるが月読尊の場合はその真逆で、兄御前に対する並々ならぬ感情の数々が殆ど同時進行で拡大してゆき、殆ど全てが同じ深さ広さの湖として存在しているに等しい。
 よく言えば永らくに及ぶ反抗期。悪く言えば相容れぬ存在。
 夜は朝に決してなれないように、月は太陽程の輝きを得ることは未来永劫有り得ず、どれだけ数多の妖怪を引き連れようと月読尊は天照大御神には成れない。
 月読尊は、天照大御神のことをまるで「気にも止めていない」といった風を吹かせてはいるものの、その胸の内で蠢く感情の数々を制御できているかは全くの否で、言ってしまえば「気にしてないフリ」をしている様なものだ。
 何よりも憎たらしい。何よりも妬ましい。
 それでいて、何よりも愛おしい。

❖ 羽化 ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「月読尊は腹の内に物の怪を飼っている。」
 いつからか、どこからともなく流れ始めたその噂の真実を知るものは幾人かの妖怪を除いて誰一人として居ないが、その実、酷く的を得たものだと言わざるを得ない。
 実際、月読尊はその神域の中にひとりの妖怪を匿い、その妖怪と交わした「契約」を果たさんと動いているのだから。
 既にこの世のものでは無いはずの、神としての月読尊からすれば一瞥すら寄越さないような一端の妖怪と、その神格、その御霊全てを代償とする、異様な契約。
 ただ『彼女』は死にたくなかった。ただ『彼女』は認めたくなかった。
 これは呪いだ。
 無念を恨みに変え、恨みを執念に変えた『彼女』はまだ諦めていないのだろう。
 『彼』はただそれを享受し、見守り、時が来るのを待ち続けるだけ。

❖ ɪᴍᴀɢᴇ ꜱᴏɴɢ ❖
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「 コウカツ / MARETU 」
  堂々受けられよ
  敗者の哀傷と 虚しさの代償達を
  その腐った偽眼抉り出し
  下劣な視線を
  やめろ


「 ばけものぐるい / ユリイ・カノン 」
  さあ 人間 赦しを乞え
  糜爛 神罰 盈虧 濫觴
  嗚呼、神を呪えど
  こんな人生は変わりゃしない
  ほら また目を背けて


「 マヤカシ / イバラナ 」
  耳をすませば どこかで響く
  傷を背負った 嘆きの声が
  終わりにしよう この行く末に
  喜びもない 望みなどない



【 能力 】

 月読尊にとって、特別な能力というものはあってないようなものに過ぎない。
 妖怪として生を受けて居ないのだから個種族が持つような「特筆した力」もなく、天照大御神とは袂を分かった身であるのだから「加護」もない。
 しかし月読尊は、惜しむらくも夜の食国を任されるはずであった、言ってしまえば支配者だ。
 それ故に、陰陽で力のあるなしが左右される妖怪の類とはめっぽう相性がよく、その点を踏まえるならば月読尊は、「強化系の能力」を持った神ということになる。
 夜が訪れれば各々固有の能力や身体能力を格段に増幅させることはお手の物で、空に浮かぶ月の満ち欠けによっては、月読尊の神力を妖力に転じて分け与えることだってできるだろう。


【 好 】

〈 日本酒 〉
 月読尊は体質的にアルコールを摂取するのに向いていないが、それはそうとして味や酔った時の酩酊感をかなり好んでいる。
 宴の際に日本酒があればまず手を伸ばすと言ってもいい。
 しかし度数が高ければ高いほど周りに被害が行く確率と、それまでのタイムリミットが短くなるため、日本酒ならまだしも焼酎を口にすることを許してしまった日には、どんな災害が訪れるかわかったものでは無い。

〈 唄 〉
 人の歌に耳を傾けることも、自分で歌うことも比較的好んでいる。
 というよりも、それくらいしかやることが無い。
 歌声に頼るくらい月面は殺風景で、そこが世界の果てかと勘違いしてしまうほどに音も何もない。
 なのだから、口にしても歌声もろくに聞こえはしないのだが、何もしなくては例え神といえど気が狂ってしまう。

〈 盤上遊戯 〉
 やれと言われればなんでもやるが、特に囲碁と将棋は月読尊の得意分野で、稀な趣味と言って遜色はない。
 かつてはルールもろくに理解せず、やれというのなら、なんて勧められるがままに知恵の神にコテンパンにされていたものだが、今となっては月読尊に勝てる者こそ少ない。
 盤上遊戯に興じている間は、何も考えなくて済む。
 月読尊はいつしかそう語って、笑っていたこともあったそうな。


【 嫌 】

〈 支配 〉
 行動が制限されるものや、思考を無理矢理統一化するような、覇権的な支配を月読尊は好まない。
 故に彼は妖怪に対し、『自分に付き従うこと』を強制することはない。
 しかし月読尊が望む世界も一種の支配の末に完成する世界なはずで、言い換えれば目指さんとする己の意思そのものが嫌悪してならないものなのだ。

〈 傷 〉
 心から赦した者以外、右眼を覆う傷に触れられることを酷く嫌っている。
 同じように死角からの不意の接触は、事前に予知できるものでも避けられるものでもなく、その度に制止の声を掛けることだろう。

〈 暗闇 〉
 彼は月を見ることは好きだが、暗い夜は好きでは無い。
 それは嫌悪や憎悪といったものではなく、ただ単なる苦手意識に近しいものであるようだ。
 人気のなく侘しい夜中は好かない。
 それの延長線で、彼は独りで居ることを酷く嫌う。
 転じて彼は掲げる「 粛然たる泰平の世 」に反して、混沌に混ざったような騒がしく馬鹿馬鹿しい日常を好む。

〈 太陽 〉
 嗚呼、いやだ。みたくもない。


【 SV 】

「 畏み畏みも、申す申す……。……何と無しにしかめつらしいな。 止めよう、不似合いだ。申し遅れたな、俺はつくよみの……———知ってる? 嗚呼、そう。 」

「 未だ天に神が御座すなら、それを引き摺り下ろす以上に愉快な……いや、名誉なことありはしないだろうな。例えだよ、たとえ。 何も今すぐに何かしようって企んでる訳じゃないさ。 」

「 何百年も経っているのに、相も変わらず俺の尻を追いかけて、ご苦労なことだな。そんなに求めるなら、唇のひとつぐらいくれてやってもいいぞ? …………なんだ、冗談だが。 」

「 ……この目か? 嗚呼、昔に少しドジをして無くしてな、それからずーっとこのまま。勿論見えてないさ。……どこにいったのか、か ……。さぁな? 今頃何処かの海の藻屑にでもなっているんじゃないか。 」

「 うん……? いや、傷口なんて見ても気持ち悪いだけだと思うが……まあ、見るだけなら構わないさ。ほら、ご覧あれ。 」

「 ん~……? ふふふ、酔ってないぞ。酔ってないったら、まだ飲めるって。……ね、お前とまだ飲んでたいんだ。———いいだろ? 」

「 こんな晴れた夜に歩き回るなんて、良い子のすることじゃあないな。悪いひとに拐かされてしまうぞ? 眠れないなら、俺が子守唄でも歌ってやろうか。 」

「 ———おやすみ。永遠に。 」


【 CP 】

 不可


【 ロスト 】

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清原くんさん (8l7rxb0n)2023/3/1 21:32 (No.50692)削除
【名前】思兼神 ( オモイカネノカミ )

【性別】男

【身長】171cm( 草履込み175cm )

【所属】天照

【役職】幹部・オモイカネ

【容姿】

白樺のように優しい白さを持つ肌は傷や肌の荒れなど1つもなく、さらりとしている。お世辞にも逞しいだとか屈強だとか言えるような体つきではなく、別にたくさん食べるというわけでもないので体重も軽いし細い。本人も別に気にしていないし、筋肉がほしいとかもっと力がほしいとか思っているわけでもない。

錆鼠色の髪はウルフヘアにし、襟足は胸のあたりまで伸ばす。その襟足を右肩にかけて前へ持ってきている。髪質は所々ぴょこぴょこと跳ねた癖毛で、前髪は左側で分けて若干右目に着用した眼帯に掛かる程度の長さ。温泉など、公共の風呂施設に行くときは髪が湯につかないよう団子を作るが、それ以外で縛ることはない。

いつも眼帯によって隠されていない左目は鮮やかな翡翠色で、軽くタレている。細いまゆげも同様に。右目のあったところはアマテラスに捧げた為空洞になっている。義眼を着用するという手もあったが、アマテラスへの忠誠の証が隠れると言ってそれはしなかった。ただ不気味がられるので眼帯で隠している。見たいといえば見せてくれるが、一応警告はする。見ても気持ちがいいものではない、と。

灰色の半衿の上に橄欖の花とフクロウの刺繍があしらわれた苔色の留袖を纏う。秋から冬なんかは肌着に黒色の半袖に肌襦袢を重ねるが、暖かい春や夏は下着に肌襦袢を着用せず黒の半袖のみを着る。下半身は紺色の馬乗袴を履き、留袖は隠れるため特に目立った装飾はない。いつもこの服を着ているが、薄緑の甚兵衛に黒の羽織という軽めの格好もすることがある。寝巻きや夜に外出をするときなんかはこのようなラフな格好。

足には黒色、革製の足袋と焦茶色の草履。少し底が厚めのもの(身長+4cm)。

右手首に蛍石のブレスレットと、ネックレスも同じ蛍石のもの。アクセサリーにはそこまで興味がない為このぐらいしか付けていないが、いつかピアスをあける機会があればあけてみたいと密かに思っている。

【性格】

思兼神、彼は思慮深く多くの知識を持つ知恵の神だ 。

天照が何かしらの騒動や事件に直面するたびに、彼はそれを任され即座に解決案を導き出す。多くの知識を最大限に活用し物事を円滑に進める力は、流石知恵の神だと神々と人々に感銘を受けさせる。それは彼の天照、自身の組織の事に対しての理解が大変大きいことに由来する。常に天照の成員へ気を配り、常に頭を回転させている彼の脳の休息は睡眠時のみ。

決して心が読めるだとかいう能力を持っている訳ではないが、心理学も彼の守備範囲内である。貴方が彼の言う言葉に何か疑問を感じたとき、彼は必ず貴方を気にかける。たとえそれが5人で会話をする際でも、自身が大人数の前で喋る際だとしても。彼は場にいる人間すべてを余すことなく観察している為、そんなことは関係ない。

常に沈着な彼は、表情を変えることすらあまりない。口をむすっと噤んだり眉間に皺が寄るなど微妙な表情の変化は稀にあるのだが、あからさまに口角が上がったり目を細めたりなんて表情の変化はない。彼の変化した表情を見れるのは、天照内の幹部か家族…そして旧友。

彼の知識に穴はない。この世界で新たなことが判明する度に知識を蓄える為、彼の知ることは文字通り"全て"。わからないことはないと言われた野口英世は死ぬ直前に「私にはわからない」と声に出したと言うが、英世がわからなかったウイルスの存在も彼は知っていた。細菌と同じように対策できるものではないということも。

【備考】

✎一人称

天照の組織で活動する際は基本的に僕を用いるが、天照外では私を用いる。基本的に私を使う場面は警戒しているとき。

✎調理の腕前

普段の彼は前述した通り、常に冷製で沈着だが優れた調理の腕前を持つ。優れたとはいっても、それも彼の知識の賜物。技術や才能が知識に追いついていないだけで、もっと美味しくなると思うんですけど…と本人はぼやいている。果たして、何時かに彼の技術が知識に追いつく日は来るのだろうか。

✎仕事について

人も妖怪も神も、生命を直接奪ったことはない。彼自身自分の仕事は戦闘ではないということは理解している為、対象に合わせた作戦を練ることが基本である。できるだけ戦闘担当の者に納得してもらうような作戦を作るが、従うか従わないかは相手に任せる。

✎眼帯について

眼帯はモノクルのように、耳と鼻に引っ掛けて固定しているもの。紐の眼帯は締め付けられるのが嫌だと言う。

【加護】

人智が遥かに及ばないほどの頭脳、記憶力を授けられた。
引き換えに、右目を失った。

彼の能力を称賛するのに必要なのは資料のみ。図鑑でも小説でも、論文でも。それを一度読んだだけで内容は強ち頭に入っているし、内容を知らないものに説明するのも容易にできてしまう。前述した通り、状況把握能力やその解決手段を考える能力も加護によるもの。とはいえこの加護は基盤が整っていなければまるで無意味なものであるので、彼の理解力と勉強に対する意欲が能力を最大限に引き出していると言える。

仙台の戦国武将、伊達政宗は自身の目を家臣に潰させたというが、思兼は人にさせることはしなかった。

「結構です。自分でやります」
彼は手伝うという言葉を軽く一蹴し、自ら眼球を取り出した。
「天照への、忠誠と尊敬の証でしょう?こんなものでは比になりませんよ」
それからも定期的に絶対心へ体の一部を捧げ続けている。基本的には皮膚の一片や髪を捧げる。


【好】

✎天照大御神

彼の旧友であり信仰対象。彼が天照大御神に抱く感情は、好きだとかいう言葉では表現しきれないものなのかもしれない。

余談だが、嘗ては___須佐之男がまだ1代目だった頃は、アマテラスと呼び捨てで呼んでいたし、口調も今よりは崩していた。

✎人形焼

まんじゅう類やカステラ類の和菓子は大体好むが、人形焼は形もあって一番好きだと言う。
「これ、布袋尊くんですって。人間の皆さんはどうやって容姿を想像したんでしょうね。」

✎勉強

神に授けられた理解力、記憶力を活かす為に、彼にとって勉強は不可欠である。勉強は楽しいと感じる感性を持ち合わせているので、全く苦ではないしなんならずっと勉強をしていたいと思うほど。勉強のジャンルは全て。気になったものから勉強していくという様式。

✎囲碁、将棋

人間がこの遊びを編み出した頃から、時折相手を見つけては遊ぶ様子が見られる。今迄でやっていて1番楽しかったのは1代目須佐之男命、又は月読尊。


【嫌】

✎力仕事

「そもそも、知識の神である僕に力仕事を頼むだなんて的外れだと思いませんか?」
力仕事というか、重いものを持ち上げるだとか引き摺るだとか、しがみつくこと。着物よりも重いものを持ち上げることはまずできない。片手で料理の盛られた皿を持つこともできない為、作った料理を運ぶのは基本的に両手で慎重に。

✎酒

対して美味というわけでもないし、酔がまわったところで楽しいわけでもない。自身の武器は頭なのに、態々頭の仕事を邪魔するようなことをして何がいいのかと口を尖らせる姿がしばしば見られる。

【SV】

「思兼神と申します。どうぞお気軽にオモイカネ、とお呼びください。」

「囲碁や将棋は良い頭の体操になりますよ。よければお相手いたしましょうか?」

「貴方がもし天照様へ忠誠を誓うならば、きっと今よりも何倍も生活が豊かになるでしょう。ほら、貴方の着ている甚兵衛と…天照様へ忠誠を誓う私の服。見比べてみると一目瞭然でしょう?」

「力仕事は僕には似合いません。もっと……頭を使う仕事をさせた方が、僕にとっても貴方にとっても好都合と思いますが。わかりませんか?」

「人間の皆様には学ぶことに対する意欲が無さすぎます。もっと……努力をしてから理想を語ることはできないんでしょうか。」

「僕の右目ですか?見ても良いですけど…きっと得はしませんよ。_____だから言ったのに。」

「妖怪は、本当に不思議で面白い存在です。知識や科学では辿り着けない域にあるものなのでしょう。」


「妖怪と人間が共存することはきっと不可能なんでしょう。……ふふ、僕が言うんですから、間違いないですよ」

【CP】不可

【募集関係】

✎囲碁・将棋相手( 天照 )

✎和菓子好き仲間( 天照 )
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清原くんさん (8l7rxb0n)2023/3/9 10:50削除
追記

【ロスト】可
戦闘能力は皆無の為、あまりに呆気なく死んでしまうようなシチュエーションでは断らせていただきます。
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残機さん (8nd6bodi)2023/3/3 01:53 (No.50900)削除
【 名前 】天鈿女命(アメノウズメノミコト)


【 性別 】女


【 身長 】155cm


【 所属 】天照


【 役職 】幹部・アメノウズメ


【 容姿 】ふわりと風に攫われた花弁の様な柔らかさを身に纏う少女は、自信に満ちた瞳になにを写すのか。感情豊かで、笑顔は満開に咲いたお花のよう。少女のあどけなさを残しながらしっかりと女性としての表情も持ち合わせる、掴みどころのない存在。

降ったばかりの雪のように光の籠った真っ白で冷たい肌に、櫛でよく梳かされ多くの手入れが施された淡桜色のふんわりさらさらとした髪は太腿の付け根ほどまで伸ばされ、風に煽られると甘くて爽やかな花蜜のような香りがする。

夕暮れ紫に染まる不思議な色合いの空を宝石の中に閉じ込めたかの様な美しい瞳。目が合うだけで吸い込まれていくような感覚に陥ってしまう其の瞳はまあるく、「 まるで穢れを知らない少女のようだ 」と誰かが表現した。

シンプルな白基調に差し色の赤が美しい巫女服にどこかで手にした髪飾り。身長は155cmと小柄で華奢な体型をしているが胸は大きく、身につけている衣服を脱いでしまえばそれはそれは立派な女性の身体を露わにするだろう。

* 酔っ払うと誰彼構わず妖もなにも関係なく仲良くしようとするため、外に出る際や仲間以外の人の目に触れる時は顔の半分が隠れる黒色のヴェールのようなものを被るようにしている。


【 性格 】

天真爛漫でまわりの人々を笑顔にすることが大好きな、まるで幼子のような性格。初対面の人には相手が不快にならないように距離感を保ちつつ、歩み寄っていく。他の神と比べると彼女ずば抜けて明るく、一日中ふざけては自分の好きなことをする自由人だろう。普段は「 妖退治だ〜! 」なんて張り切ってはみるものの、戦闘面では全くといって役に立たないため「 結局自分はダメダメだ」と「 みんなに迷惑かけてる 」なんてちょっと考え込んでしまう。そしてやけ酒に走る。感情が昂ると裸になってしまうくせがあり、酒に酔った時も酔っていない時もテンションがあがったり嬉しくなると「 アメは今からッ、!!脱ぎますよ〜ッ!! 」なんて大声で言い出して衣服に手をかける。ストッパーが必要である。

誰かの意見や気持ちを否定することなく、ただただ「 そう思うんだね〜 」と頷き決して自分の意見は述べない卑怯な一面も持ち合わせているが、それと同時に人に寄り添う優しさも、持ち合わせているようだ。

甘いお菓子に酒、踊りが大好き。そんな陽気な彼女は酒に酔うと全ての思考回路を停止させてしまうようだ。粛清対象とされる妖と、人々の区別もつかずただただ、阿呆の一つ覚えのように、にへらと笑って世間話をひとつふたつと増やしていく。これが彼女の悪い癖。妖と関われば体は「 敵 」と認識しているせいで勝手に加護が発動してしまう。そうして彼女に誘惑された妖は暫くぽうっとして、_ 。

ただ、やる時はやる女である。手に入れた《 加護 》を無意識的ではあるが、利用して戦場を勝利の場へと導く《 踊り子 》。彼女のまわりは忽ち花の蜜の甘い爽やかな香りで満ち満ちて、人々に熱を持たせる。思考力を奪い、全ての人々を釘付けにさせる力はまさに《 戦場の女神 》である。また、加護とは別に「 ラッキースケベを勝手に発動させる 」といった不幸な運を持っているらしく、ずっこけては服がはだけて誰かの上に乗っかってしまったりする。それは彼女と親しい者以外は回避のしようがないことである。


【 備考 】

✲ 一人称 _ わたし

✲ 二人称 _ 名前にさん付け・あなた

✲ 三人称 _ あなた達・みんな

✲ 親しい人への呼び方 _ あだ名・名前にちゃん付け


【 能力 】

彼女はその《 美しい髪 》を《 五年に一度捧げる 》ことで 《 人々を魅了し誘惑する力 》 を得た。どんな人でも、それが例え女性でも男性でも性別不詳でも、彼女に魅了されてしまうのだ。髪からふわりと香る花蜜の香りもこの力が作用しているからだと考察する。

_ だが、それは彼女が意図的に利用できるものでもなく、ただ彼女の身に危険が及ぶことになれば無意識に発動してしまうというもの。

敵と認識した人に対しても勝手に発動してしまうようで、彼女に魅せられた者達はふわふわとまるで酒に酔った時のような感覚を味わいながらだんだんと力が抜けていき、戦闘意欲も削がれ最終的には考える力を失わせ恍惚とした表情へと変わっていく。そして次の瞬間には弱ければ弱いもの程気を失い、目を覚ました時には記憶がなくなっているのだ。


【 好 】


* 踊り( 舞い )

彼女は踊ることが好きだ。心がだんだんと開放的になってきて、全てを気にすることなくただただ気持ちが昂っていき、周りの人々も笑顔になってくれるから。


* お菓子類

ワッフルにショートケーキ、カスタプリン。人形焼に饅頭、甘酒、ぜんざい。とにかく甘くて美味しいそれらは子供舌の彼女を魅了した。これを口にしている時のみ、いつも動きっぱなしな口は静かになり慌ただしい動きも大人しくなる。まるで彼女専用の多動に効く薬である。


* お酒

全てを解決するのはお酒。ひとりで月を眺めながら、泣きながら、瓶を抱えて豪快に。嫌なことも楽しいこともお酒を呑めば忘れちゃえるしもっと楽しめる。唯、少し口にしただけで悪酔いして次の日には記憶がぶっ飛ぶため周りに迷惑をかける。酔うと頬が真っ赤な林檎のように染まるため、それを合図に彼女のことを知る者たちは彼女を優しく .... 否、下心丸出しな介抱をしてやろうと近寄ってくる。そのため、彼女が酒を口にした際は誰かが守ってやらねばいけないだろう。


【 嫌 】


* なんの前触れもなく鳴る大きな音


【 SV 】


「 わたしはね 、天鈿女命 ... って言って 。そうかそうか、呼びずらいよね。うん、じゃあ。.... うんとね、__ そうだ 。アメちゃんとかミコトちゃんって呼んでくれたら嬉しいなあ 」


「 わたしはね、みんなみたいには戦えないけどね、踊ることならできるの。あ、笑った。__ ふふふ、わたしのできること其の弐!人を笑わせること! 」


「 きっとね、大好きなんだよ、みんなのこと。だからあんなに厳しいの。彼はね、きっとね、そうだなあ。〈 みんなを優しく導いてくれる人 〉なんだよ。/ __ 怖い顔してるけどね。笑うとね、かわいいんだから 」


「 おさけのむとふわふわして幸せなるよね〜〜??あぇ、まって、わたし此処どこか分かんない〜。こまったこまった、困ったなあ ... あ、!まんまるなお月様だ!みんなにもみせたかったなあ。寝ちゃったかな〜?うーん __ 困ったこまった! 」


「 髪の毛ね、天照様にね、捧げてきたの。また伸ばせばまた天照様がもらってくれるからね、わたしはそれで幸せなのよ 」


「 _____ 天照様がそう言うなら、そうなの。それ以外はね、有り得ないの 」


【 CP 】可


【 募集関係 】

✲ 裸になろうとするのを止めてくれる人
( 男女問わず・天照 )

✲ お酒を一緒に呑んでくれる人
( 男女問わず・天照 )

✲ お酒呑んでる時によく会うお友達
( 男女問わず・組織問わず・人数問わず )

✲ いちばん一緒にいて導いてくれる人
( 男女問わず・天照 )

✲ 和菓子仲間
( 男女問わず・組織問わず・人数問わず )
あの子に惚の字メーカー様よりお借りしました。
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須川さん (8n8mpgzi)2023/2/27 21:32 (No.50391)削除
【名前】酒呑童子

【性別】男

【身長】206cm

【陣営】月読

【役職】幹部《酒呑童子》

【容姿】
画像参照
黒と赤を混ぜて薄くしたような肌に轟々と燃えるような緋色の髪と、陽の光を反射させるような金色の瞳を携えている。緋色の髪は後ろに撫で付けてあり硬く針の山のようにツンツンとして見えるが、実際に触ってみると柔らかいのがわかるだろう。元は見目麗しい美少年と宣われるほどであったが、その面影はもうない。鋭く伸びた眦に、常に酩酊しているために座っている三白眼。眉上から左目下、そして顔を横に二つに割るような傷が人相の悪さを更に助長させている。
額から真っ直ぐに伸びた2本の黒いツノの先はこれまた髪の色と同じ黒曜を滲ませた赤色である。左側にはうっすらとヒビが入っているが、誰に付けられたかは覚えていない。もしかしたら酔っ払っている時においたをして自分でやったのかも知れぬが、真相は闇の中。
また酔っ払っているために五感の類が強まったり弱まったりする、それを補うためにある機関が額の第三の目である。紅の目は自分の意思とは関係なく蠢き、第六感として危機察知や身体への本能的な命令を行っている、これが機能不全となると酔いでほとんど動けなくなると言っていい。
そんな弱点を晒しているのは、それでも己は誰よりも強く最強であり、晒していてもその一点を攻撃できるものはいないという傲慢さから。
鬼といえば金棒である通り、常に自分の背丈と同じほどの金棒を持ち歩いている。持ち手の部分に布を巻いているのは滑り止めの容量(血で滑ってすっぽかしたことがある)。右手には一升瓶の酒、左手には金棒といった風体。右手の一升瓶とは別に腰回りにも瓢箪酒をぶら下げている、それは自身の嗜好とは違い戦闘の際に用いるものである(後述)。
耳朶が大きく穴を開けている。妖術の通りが良くなる、というのを風の噂で聞いて開けたのだがそもそも妖術の類が下手くそであるのを思い出して1人憤慨していた。どうやらそれを部下の1人が見ていたようだ。
服装に興味というものがあまりなく、人間界に度々出向くのもあり基本はシンプルな服装をしている。といっても、無茶な戦い方をするために自陣に戻ってくる頃には布面積が減っていることが多い、殺した輩から奪えば良いのだが、いかんせん身長が高いので自身で調達するしかない。それに服なんかに金をかけるくらいなら酒に金をかけたほうがいいという思考。
長着の袖は襷掛けで縛っており、長着の下はノースリーブの黒い下着、下衣は人間によく見られる袴、腰回りに瓢箪酒を止めるための赤縄を締め付けている。
人間に化ける時(後述)は髪と瞳の色が青を一滴滲ませたような黒になる。傷跡も消えるが第三の瞳の場所にはうっすらと影が残っているのが見えるだろう。相変わらず人相は悪く図体はでかいので、妖力の強い人間や神など、バレる人にはバレる。

【性格】
・一言で言うのならば、横暴で粗野な性格
・カラスの色が白だと言ったら白だと肯定しない輩には拳で分からせるタイプ。自分が絶対に正しいと思っている自己中心性がある。
・酒が大好きで常に酔っ払っているが、常に酔っ払っているということはそれが正常なのかも知れない。
・口が悪く下品であり、デリカシーにも欠けている。
・血が早く、喧嘩っ早い、自分でも売るしすぐに買う、短絡的な思考をしている。
・自分の言っていたことを覚えていないために、過去にした発言と全く逆のことを言うことが多々ある。それは酒に酔っているためであるので、そのことを指摘されても覚えてないし言ってないし、その時の自分が正しいのでもちろん癇癪を起こす。
・基本的に人の言うことを聞かない問題児、それが月読であっても時に命令を無視して自分の快楽に重きを置くことがある。
・が、月読のことはなんだかんだで信頼してるし愉快な輩、引いては神のくせに自分を受け入れてくれた変なやつ(面白いやつ)なので、自分の嫌なことでも渋々ながら了承をすることも多い。
・快楽主義であるために、自分の好きなことや楽しいと思うことには全力で臨む、やりたくないことはしたくないし一度面倒だと思ったらやる気が九割減で大人しくなる。というより、そもそもやらない(月読の命令は場合によって)
・人間に化ける事もできるほどの妖術を持ち合わせているが、妖術の類は基本やらない。酔っ払っているために詠唱を覚えられていない、妖術に必要な道具を扱うのが苦手、そもそも気を集中させなければならない妖術の扱いが下手くそであるため。
・ただし、人間界の酒は好きなので度々人間に化けては酒を買いに行くリスキーゲームを行っている。奪った方が早いのは分かっているが、美味い酒を教えてくれる盲目の老婆がいることや、目の前の男が酒呑童子だと分かった時の怯え切った顔を見るのが好きだったりするのだ。
・人格者ではないが妖怪側でも彼を慕うものはそこそこ多い(鬼の類)、それはきっと戦場で舞う彼の力強さに惹かれているのだろう。

【備考】
・生まれ
彼は少しばかりの才能を持っていた。それは単に、人よりも大体のことが一寸程秀でて出来る才能である。それに加えて彼は幼いながらに精神が熟していた。何事も俯瞰した目で見る癖があったのだ。それも相まって、悪鬼の子ではないのかと根も葉もない噂が出回り始めたのは、彼の年が六つにもいかない頃。その才能を持ち合わせながら、彼の見た目は大層麗しいものであった。十を過ぎたあたりからの大人の男になる手前の露は、どの女にとっても喉から手が出るほど欲しいものになっていたほどである。そんな自身の見た目によってくる女どもが寄越す恋文は数えるのも億劫な程度であり、その紙切れ達に辟易しはじめるのも、時間は一月も要らないだろう。
何通目かわからない手紙、この顔が悪いのかと顔の中心に切れ目を入れた。それでもなお寄せられる恋文たち、遂には女たちの前で紙の屑をいっぺんに燃やすという暴力的な解決策を試みる。
灰が幼く脆い気管支を焼く。己に応えないと自分勝手なものたちの恨みつらみが、脳へと直接響いてきて頭を焼く。
華奢でまだ第二次性徴期も終えていない体が膨らみ、なかった喉仏が膨らんで、丸い瞳が細くたなびいていく様は、まるで蛹が蝶になるようだった。が、彼はそんな生易しいものではない。
恨みつらみが転化して、鬼は生まれた。
綺麗な仕草も物静かな様相も無くなって、額から伸びている角がギラギラと光り、酒で焼けたような声を奥から漏らして笑う。
「呪ってやる」
それからの彼が何をするかは、想像に難く無いだろう。

・戦闘スタイル
金棒を振り回すばかりの頭の悪い戦い方をする。
金棒を振り上げると二トン標準トラックが五メートルは軽く吹き飛ぶ程の力がある。
能力なしの腕相撲なら誰にも負けないと自称しているが、試したことはないのであくまで自称だ。
自分の力に絶対的な自信があるために、真っ向から突き進んでいく阿呆。傷を負わされようが、骨を折られようが自ら部隊の先頭に立って血を降らせていく。乱暴で知性のかけらもなく、彼の背後には敵も味方も関係なく肉塊ばかりが残っており、それを踏み荒らす彼はまた金棒を振り上げて下品な笑い声を響かせる。
その様はそれこそ、悪鬼羅刹を体で表したようであると、誰かが言った。

・月読側で思うこと
平等主義云々に関しての考えは特にない、そもそも酒でそんな事を考える頭もない。それにあの時に己を鬼に追いやった奴らにはもう、復讐を果たしているから。一つ何かの理由があるとしたら、ただ天照が気に食わないからだろう。迫害されることにも慣れているし、バケモノと言われるのにももう何も思わないが、特定の人物に対してのみ力を与えるや、自分たちの力を差し置いて妖怪たちに粛清を加える様はどうも気に食わない。それだけが理由であると言えるだろう。
──楽しく愉快に血と殺戮と、肉が食えて酒が呑めるなら、この戦争に乗っかるのも悪くはない。

【SV】
「今から肉の塊になるテメェに俺様の名前を教えてやるからよぉ〜〜、天に轟かす気持ちで俺の名前を叫んで逝けや。耳の穴に風穴開けて脳みそかっぽじってよく聞けよ、この完全無欠の酒呑童子様の名前をなァ〜!!」

「酩酊しきった脳髄でもわかるぜ〜、テメェらの薄汚い自称平等主義、その腐った停滞思考が如何に脆くて腐ったもんなのかよぉ〜!!!」

「ッシャオラァ!!骨ん折れる音は耳にいいなぁ〜!!?頭が割れりゃぁ〜〜その腐った考えもちったぁマシになるんじゃねぇかぁ〜??ギャハハハハ!!!」

「ッあ〜〜、血が滾ってきた……心臓が喚いて騒ぎ立ててうるせぇのをぉ〜、テメェらにぶつけてやるから細胞の奥の奥まで味わっていけよ、酒呑童子様の大盤振る舞いだぜぇ〜!!」

「ィ゛ッ、っでぇ゛!!ボケゴミクソッタレがぁ〜〜、脳漿ぶち撒けさてやらぁ゛〜〜!!」

「平等とかなんとかはよくわかんねぇ〜が、ツクヨミ様は俺みてぇなやつでも受け入れてくれる。それにこっち側の方が何かと楽しいしなぁ〜!!」

「邪魔ァ!動けねぇなら引っ込んでろグズ!!テメェごとブっ飛ばすぞ!!!」

「のみ、すぎ……っ……」

【好き】
酒、宴会、肉(女の柔らかい肉なら尚ヨシ)、自身にとって楽しいこと

【嫌い】
つまらないこと、静かな空間、顔について何か言われること、自分の言ったことを否定されること
誰も何も喋らない空間にいるとそわそわしてくる。自分でも何かしら喋ったり武勇伝を語ったりするけれど、相手の反応があまりに悪かったり何も喋らない空間になると、何か喋れ!!面白いことしろよ!!と理不尽なことを言い出す始末である。それはアルコールに浸された頭が痛んでうるさいから、何か聞いたりどんちゃん騒いで、頭の痛み以上にうるさくないと、気が変になってしまいそうなのだ。
──今すぐ何かしないと、テメェの悲鳴をこの場に響かせてやる。

【CP】 可

【関係性】
ツノにヒビを入れた相手(天照側)
馬の合わない同僚(月読側)
人に化けた姿
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さとうさん (8n5bdu6e)2023/2/25 13:52 (No.49962)削除
【名前】川姫
【性別】♂
【身長】172
【所属】月読
【役職】成員
【容姿】肌は色白く、髪は少し青みを感じる銀髪。手と足の爪の両方に水色の爪化粧をしている。
フードのような物が付いた着物を着用しており、その上にゆったりとしたコートを羽織っている。
【性格】月読に絶対的な忠誠心を誓っており、月読の言うことは絶対と考えている。 
人間の前では愛らしく振る舞っているが、それは100%猫を被っており、実際の彼は雪のように冷たい。しかし、これには理由があるようで...。
その昔、彼は妖怪達の前でも明るく人懐こかったが、ある1人の妖怪が彼のやり口を馬鹿にした。それが発端となり、段々と彼を見下したり揶揄う者達が増え始めた。次第に川姫は妖怪達と馴れ合うのを嫌うようになり、心を閉ざしてしまった。もうその妖怪達は消えてしまったものの、それがトラウマとなり今でも他の生き物とコミュニケーションを取るのが苦手。でも相手から接してくれるのは普通に嬉しかったり。(しかし不器用なので捻くれた事を言ってしまう)
【備考】○永遠に美しく魅力的でいる為に、衣類や髪などの手入れは勿論、どの角度が相手から一番魅力的に見えるかなど常に向上心を絶やさない。
○普段フードを被っている理由は、自分は汚れていると感じているから。あまり人様に言いづらい仕事?やり方をしているのは自覚しているため、こんな生き方をしている者の面なんて晒すものではないだろうと。しかし顔は商売道具でもあるため、完全に隠す訳にもいかずにフードという形になった。
○お酒の強さは平均よりやや上くらい。自分で酔い方をコントロールできます。
【能力】
水面歩行

※本来の川姫は精気を吸う対象は男のみですが、この企画の川姫は性別問わず全ての人間が対象です。

【好】川、五平餅、枯れ木
【嫌】コミュニケーション(苦手)、乾燥
【SV】「..、妾は名乗るほどの者ではない。」(人間の前で)「隠さなくとも良い、汝の夜空が溢れたような二つの輝きを妾に見せてはくれぬだろうか。」 
「....フ、この妾に話しかけるなど汝は変わっておるのだな。悪い事は言わん、他の者に見られる前に去るが良い。汝まで良からぬ噂を立てられてしまうぞ..。」
(親しい相手に対して)「そ、その、先日は失礼した。詫びと言ってはなんだが、五平餅を持ってきた。良ければ彼方の木陰で食べないか。.....ッッ‼︎‼︎何だ、妾が謝ることがそんなに可笑しいか、あぁもう良いこの五平餅は妾が全て賞味するとしよう。」
【CP】可
【募集関係】気さくな友人
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千次さん (8n4ay4aw)2023/2/24 20:52 (No.49890)削除
【名前】天手力男命

【性別】男

【身長】194cm

【所属】天照

【役職】幹部〈 アメノタヂカラオ 〉

【容姿】( 画像参照 )
褐色肌に涅色の髪、狼のような眼差しの金瞳。それが彼を彩る色である。

些か手入れの行き届かない髪は肩下程度まで伸ばされ、ほうぼうに跳ねている。邪魔だから纏めあげただけ、そう表現するしかない程雑に高い位置で1つに結い、唯一左耳のあった位置だけが結い上げる事無く下ろしたままに。前髪はセンターで掻き上げ横に流し、毛先は外に大きく跳ねあがる。
若干眦が吊り上がり、その金に染まった瞳は広く目力が強い。瞳孔は赤く染まっており、瞳の上部分も赤と影が入り交じり朱殷に染まる。目に入る光が薄く、表情を失くして黙っていればその体躯も含め少々物騒な印象が否めない。濃い色に乗る顔立ちは吊った眉も含め強面とも言えるが、通った鼻筋や比較的彫りの深い目元など、決して悪くはない。際立って良いと言えるかは感性によるが。

体躯が大きく、筋肉質。華奢という言葉なんてお世辞にも言えず、その見た目でか弱いなどと言っても100人に1人も認めないだろう。長身だが見劣りする事は決してなく、引き締まってバランスの取れた身体。勿論鋼鉄の皮膚なわけでもないし刃物に切られれば皮膚は裂けるが、力の入っている時に生半可に押しても硬いだけなのは明白だ。
右の二の腕には黒の模様が入っており、その体躯とはまるで不釣り合いに長い爪は玄の色に染まっている。

彼は部屋の外に出る際は基本的に上裸である。例えば催事や舞台、謁見などそういった特別な理由がなければその筋肉に覆われた上半身を隠す事はなく、常に襠の高い所謂馬乗り袴に腰紐として朱殷の注連縄を締めている。装飾も結目に締める金輪と右腰に白の宝玉をぶら下げているのみの、シンプルな出て立ち。袴自体は何着か手持ちがあり、主に着用するのは濡羽色が多い。足元は白の足袋と黒の雪駄。
とはいえ理由があったとしても上半身を完全に隠すのかと言われればそうでもなく、例えば濃灰色の羽織のみだったり、酷い時は半透明の黒布を引っ掛けているだけの時もある。彼は手持ちがないだの考えがあるだのと言うものの、実際はただ面倒なだけだ。収納の奥深くに追いやられているとはいえ、装飾が華美に付いた羽織や着物も、金色のアクセサリーだって彼は持ち合わせている。理由も何もあるわけがない、動きの阻害と引っ張り出す億劫さに辟易しているだけである。
彼にきちんとした衣服を着せたいのなら、それ相応の説得が必要である。ただ、それより寝る間際か早朝に彼の私室へ向かう方がずっと簡単だ。何せ彼は寝間着として只平凡な着流しを着崩さずにいるのだから。

【性格】
好い人──否、良い神だ。口調は少々ガラの悪さが見え隠れするが、相手と応対するにあたり粗暴で無骨な態度は殆ど無く、彼自身の気質で多少傲慢に見えどもそれは確たる自信が裏付けるものであり、詰まる所会話をするにあたって怖がる必要はない。寧ろ拍子抜けしてしまう程だ、大仰に笑い、スキンシップもとり、悪意から人を貶める事は決してしない。
良くも悪くも彼の中で完結された理念に基づき、誰に対しても盲目にならず態度を変えることをしないのは美徳と言える。尤も、それは彼が相手を認め、そして絶対神たる我が君の采配にもよるのだが。

彼は考える事をあまりしない。それを唯の考え無しと人は言うが、彼は自己の中で既に一貫した考えと信念を持つからこそ、考え、悩むという事をしないのだ。自身の中での善悪と損得勘定を基底に即断即決をするのが常で、彼自身の主張を変える事は難しいだろう。ある種の傲慢で、自分勝手な面すらもある。彼のする事をやめさせたいのなら、それ相応の対価を差し出すか、明確に芯の通った根拠を示し其れを納得させる必要がある。
とはいえ、気心の知れ、どういった行動理念を持つかを彼自身が理解している相手が思い悩んでいれば、なるたけ寄り添って考えようとはするのだろう。ただ、その考えるという行為に慣れていない様子はまるで優柔不断のようにも見える。それは彼の仲間想いで優しい性質の片鱗だ。

彼の事を素直な頑固者だと称す者もいるかもしれない。大前提として、彼の中に干渉出来るのは極々僅かな者かつ限られた状況に限られる。この場合の中とは理念や信念に関わるものであり、彼の根幹ともいえるものだ。
ただ1柱、その忠誠を捧げた絶対神だけが無警戒に干渉を赦す存在。その言葉の真偽や意味を考え思考し善悪を捉えど、心底で従い続ける。
それを狂信と呼ぶ者もいれば、盲信と云う者もいるだろう。しかし彼の其れは " 律 " に他ならない。正しく自らが定めた唯一無二の神様であり、その全てが御心のままに執り行われるべきなのだ。

【備考】
彼に関して特徴をあげろと言われればまず、力自慢であると言える。次に何かを述べるとすれば、武芸に長けている、というところだろう。
彼は頭を使う遊戯、囲碁や将棋は苦手であるが ──「 お行儀良く並ぶ兵なんぞ壊して決着つけた方が早ェだろ 」── それとは逆、身体を動かすものは滅法得意だ。似合わないと称する者もいるかもしれないが、その実舞踊すらも熟す。尤も、しなやか、だの、たおやか、だのといった単語は似合わないが。
手先の器用さとは真逆、感覚で行うが故に説明は下手なので教えは請わない方が良い。練度の差からも、それを極める者から教えを頂く方が余っ程有意義だろう。彼は武芸に長けるが、全てが達人なわけではない、そもそも彼自身が己を達人などと言う日は未来永劫来ないのだが。主な戦闘スタイルとして用いる徒手空拳や小太刀でさえ、それは変わらない。とはいえ彼は好奇心旺盛で悪食だ、見慣れぬ武具を見つければまず使ってみるのが常である。
まるで何処かの平安貴族のような流鏑馬や甲冑組討も一見容易にやってのける。物怖じせず、また動物への悪意もない為に嫌われる事もなく、寧ろ逆、とはいえ小動物に囲まれれば途端固まってしまうのだが。どうにも、力加減は苦手なようだ。

また、酒をよく好む。常に飲んでいる、というわけでもないし、どんちゃん騒ぎを殊更好むかと言えばそうでもないのだが、飲めるとなれば嬉々として加わる程度には酒好きだし実際三日三晩呑み続けても潰れることは無い。
他の嗜好と言われても特に思い付かない程度、空いた時間は鍛錬に当てている様子。見付けたければ屋外にて武器を振っている姿を探すか、それでも居なければそこらを散策するなり駆け回るなりをしている為に待っていた方が懸命だろう。

最後に、彼は基本、他に対して一定以上の感情を持つ事はなく、大概の相手が平行線のまま、一貫とした態度が基本だ。それは至極真っ当で、理念に叶った見方である。ただ1柱の絶対神を除き、他は他に過ぎない。好悪こそ存在すれど、まるでひとつ、何かを挟んで他を見ているのだ。彼は割り切り上手である。
それはそうと、彼にも情というものがあり、思い入れというものもある。故に部屋には贈物などが置いてあり、彼にとって価値があるからこそ棄てられる事がない。尤も、染めてもらった爪自体は時間が経てば剥がれる故に特段気にする事は少なくなったが。
贈り物や自身の武具が置かれた部屋の中には1つ、金青色の眼球が存在している。彼とは不釣り合いに華奢な容器、その中で保存液に浸された其れには数本の傷跡があり、もし調べるなら彼の爪と一致する。

【加護】
〈 左耳 〉を捧げ、〈 武の力 〉を得た。

神たる所以、言伝に基づくその力。元来彼に備わっていた其れは加護により強化され、その身体に備わる力以上のものを発揮する。例えばそれは大岩を軽々持ち上げる程の怪力になりて。
失くした耳は聴覚を失い、左側への認識は著しく阻害されている。ただしそれは一時期より気配を探る事の訓練を始めた故か、其方側から致命傷を狙うなどという一撃必殺にはならぬよう常に気を張っているようだ。

【好】
酒、武芸、喧騒、贈り事、街路、散策

前述の通り、彼は何か決まった嗜好品を好むというより、他の揺れ動く要素を好む傾向にある。例えば誰かと研鑽し合う事は誰かの成長が喜ばしくまた己をも刺激させ、喧騒に揺れていると何やら楽しい事が聞こえてくることもしばしば。とはいえ静寂を厭うわけではない、静と動はあるが故にその価値を発揮するのだから。

【嫌】
唐柿、上衣、盤上遊戯、敗北

ひらひらとしたものも好きでなければ肌に張り付くものも好きでない。要するに彼は動きが阻害される事に加えその事からも衣服を纏うのを好まないのだ。夜間に寝間着を着崩さずにいるのは単に動く必要がなく、布団の感触よりもマシというだけである。
そして彼は負けず嫌いだ。勝負事において負ける事を酷く嫌う。ただそれ以上に筋の通らない事が許せない為に、変な理屈は付けずに負けを認め次を勝てるよう努めるのだ。

【SV】
「 …ン、なんか言ったか?悪ィな、左からだと聴こえにくいんだ、もっかい言ってくれ。 」

「 要らねェモノは壊しゃいい。捨てれば誰かが拾っちまうだろ?藁しべ長者じゃねェんだ、無価値のモノを回して何が楽しいンだかなァ。……へぇ、誰か必要な人を探すってェ?そんな無益に時間を使うくらいならもっと楽しい事しろよ。マ、それが楽しいってンなら手伝ってやるが。 」

「 どうやるか、って云われてもなァ……、俺に聞かない方が善いと思うんだが、まァなんつゥか……ガーッといってォらァ!ってやンだよ。わかったか? 」

「 急に変えられても癖は抜けねェんだよなァ……いっそ看板でも引っ提げて歩いてくれや。そしたら俺も多少は気ィ付けるさ、多少はな。 」

「 其れかァ?何時かに何処かで戴いたやつだな、袖を通した事はねェが。……はァ?ちゃんとしてる時はちゃァんとしてるだろォがよ、上衣を着ろっつゥ御要望には応えてンだ、其れ以上に何しろってンだよ。 」

「 ──仰せの儘に。 」

【CP】不可

【募集関係】
手合い相手、酒呑仲間( 天照/男女不問 )
不仲( 所属/男女不問 )

こちらからお声掛けさせて頂く事もあるかと思います…!
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